証券トークンオファリング「STO」が誕生へ 導入予定のカナダ証券取引所「ICOとは別物」 安全性・透明性に自信

カナダ証券取引所はこのほど、仮想通貨イーサリアムのプラットフォームを利用した新たな資金調達の枠組み「STO(証券トークンオファリング)」を導入すると発表した。

ICOは「Initial Coin Offering」の略だが、STOは「Security Token Offering」の略。証券取引所の監視下で「証券トークン」(Security Token)を企業が発行し、ICOよりも高い透明性と安全性が確保されるものとしている。

カナダ証券取引所によると、IPO(新規株式公開)や社債発行などによる資金調達が難しいスタートアップ間もない企業や中小企業もSTOには参加でき、広く資金調達を呼びかけることができるという。

現在、仮想通貨やトークンを使った資金調達では「ICO」が主流だが、今後、証券取引所の監視下でSTOが成功していった場合、新たな資金調達の手段として定着していく可能性もある。

カナダ証券取引所の2018年2月13日の報道発表によれば、STO実施の第1弾企業として、既に3Dプリンタ製造企業のKabuni Technologies社と覚書を結んでいる。今後の動向に注目が集まる。

カナダ証券取引所のプレスリリース(英文)リンクは下記の通り
https://www.thecse.com/en/about/publications/cse-news/cse-unveils-canadas-first-platform-for-clearing-and-settling-securities

※ICO LABに掲載している記事コンテンツは、ICOプロジェクトへの投資や資金調達の実施を推奨するものではありません。ICOは日本を含めて世界各国がそれぞれ実施・投資に関するガイドラインや法規制、解禁などの動きを個別に進めており、各国の方針に則って適正に関わる必要があります。