800種類以上のICOトークンが「1セント以下の価値」に 米CNBCが報道

仮想通貨技術を活用した資金調達「ICO(新規仮想通貨公開)」において、米CNBCが800種類以上のほとんどの仮想通貨(トークン)の価値が1セント(約0.01円)以下の価値となっていると報道した。

ICOをめぐってはその資金調達のしやすさから「スキャム」と呼ばれる詐欺案件が増えた。上場を予定していると謳っていたのに上場しなかったり、調達した資金を持ち逃げして投資家に約束していたサービスやプロダクトを開発しなかったりと、世界的に問題となっている。

米CNBCは「現実しないプロジェクト」もICOにはあると指摘している。ICOを実施する場合にはホワイトペーパー(IPOの投資目論見書に相当)を公開して事業主体などの情報も掲載するが、企業名を載せていても住所を載せていないケースもあったり、嘘の企業名と住所を載せているケースも実際にある。

世界的には投資家保護の観点からICO実施を許可制にしたり、実施主体がクリアしなければならない資本金などのハードルを設けたりしている国が増えている。ICOの実施規模自体は年々増え続けているが、今後は詐欺案件を防ぐためにより各国が規制を強めていくとみられる。

一方で法整備が進むことにより、完全に「ホワイト」なICO案件も増えていきそうだ。