ロシア最大の投資銀行、中銀と調整の上でICOの実証実験実施へ

ロシア国内で最大規模の投資銀行が、仮想通貨技術を活用した資金調達「ICO(新規仮想通貨公開)」の実証実験を今年夏ごろに開催する見込みであることが分かった。

ICOの実証実験を行うのは「スベルバンクCIB」で、ロシア証券保管振替機関(NRD)とともに実施する見込み。銀行がICOの実証実験を開催するのは世界的にも珍しい。先例の一つとして今後注目されていく可能性がある。

ロシアにおいては下院にあたる国家院において、仮想通貨法の議論が行われている、この仮想通貨法は2017年から議会で検討されており、仮想通貨やデジタルトークンなどについての規制枠組みが設けられている。

スベルバンクCIBとロシア証券保管振替機関はこの仮想通貨法を遵守する形で実施するとみられ、政府と綿密な調整の上、ICOの実証実験はロシア中央銀行とも協議した上で行われる見込みとみられている。

ロシアではICO実施について、実施主体に対しては保有資産が1億ルーブル(約2億円)あることを求めるなどの方針が明らかになっている。企業などがICO認可の申請をした場合、政府は審査を実施した上で30日以内に承認の可否を企業側に通達する見込み。認可の有効期間は5年間で、認定対象に対しては3年に1度の監査を実施するとみられている。