PwCがICOトークンの解析・追跡ツールを開発 不正な使われ方の防止に向け アジア企業のICO注目度高まる

会計事務所世界大手のPwC(プライスウォーターハウスクーパース)は、ICO(新規仮想通貨公開)で販売・発行された独自トークンの流通経路などの解析・追跡ツールを開発し、テスト段階に入っているようだ。香港の日刊英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」が報じた。

報道などによると、PwCが解析・追跡ツールの開発に乗り出した背景としては、製造業や小売業、テクノロジーなどに携われるアジアの民間企業の間でICOへの関心が急速に高まっていることにある。

PwC中国とPwC香港に携わる関係者の話によると、PwCが進める解析ツールの開発にはブロックチェーン技術者など80人以上が携わっている。解析ツールが利用されるようになれば、ICOの透明性や不正なトークンの使用、マネーロンダリング(資金洗浄)などを防ぐことにつながるとみられている。

ICOを巡っては、詐欺案件やICO実施後のトークンの使われ方についての懸念などが課題として挙げられている。現在はICOを評価するアドバイザリー企業やトークンの使われ方や資金用途・引きだし時期などを規定する「DAICO」など、さまざまな枠組みも生まれている。