ホワイトペーパーとは? 投資家向けにICOの事業・サービスの概要を掲載 ICO成功のカギの一つに

仮想通貨技術を使った資金調達「ICO(イニシャル・コイン・オファリング)」(→【キーワード】ICOとは?|ICO lab)を企業・団体や起業家・開発者などが実施する場合、多くのケースで公開されるのが「ホワイトペーパー」(白書)だ。

ホワイトペーパーはICOを実施する主体がそれぞれ作成し、ICOにより展開する事業や商品・サービスの概要やプロジェクトに参加する人物、ICOで集めた資金の用途、事業に対する理念などを掲載する。

ICO投資などを検討している投資家などにとって、ホワイトペーパーは一つの判断基準となる。そのためICOを実施する多くの企業・団体などは、自社のウェブサイトやICOプラットホーム、TelegramやSlackなどのメッセンジャーアプリ上のICOコミュニティなどを通じて、ホワイトペーパーが広まるように努める。

ホワイトペーパーは数百ページに及ぶものも多いが、ICO投資を検討している投資家などが内容を理解しやすいよう、より分かりやすく簡潔に事業概要を伝える工夫なども重要視される。投資側にも、ホワイトペーパーの内容を精査することが求められる。

ホワイトペーパー自体は英語で書かれていることが多いが、日本の投資家などからの資金調達も視野に入れている場合は、日本語版が同時公開されるケースも多い。

ホワイトペーパーと比較される存在としては、IPO(新規株式公開)を実施するときに投資家向けに公開する「投資目論見書」が挙げられる。しかし、IPOでは金融商品取引法によって投資目論見書の公開が義務づけられているのに対し、ICOにおけるホワイトペーパーは法律で作成・公開が義務づけられているわけではない。

※ICO LABに掲載している記事コンテンツは、ICOプロジェクトへの投資や資金調達の実施を推奨するものではありません。ICOは日本を含めて世界各国がそれぞれ実施・投資に関するガイドラインや法規制、解禁などの動きを個別に進めており、各国の方針に則って適正に関わる必要があります。